▶▶▶浮気相手に生まれた子供は同学年 #1はこちらから
▶▶▶前回の話 #8はこちらから
明かされる過去の真実
カゲオの過去の「執行猶予の件」は本人から直接、話しを聞いていると答えてもお母様の瞳から不安の色が消えない。
私もつられて不安になっていく。
え?なんだろう…この違和感は…。
「この子はね、昔お付き合いしていた彼女をね…ホテルに拉致軟禁して騒ぎを起こしたのよ。」
ん・・・?
んん・・・???
え?どなたの話しだろうか…?
「付き合っていた彼女がね、浮気していたのか別の男の人と会ってたみたいで。
カゲオはね、頭に血が昇ったんだろうね…。
ホテルに閉じ込めて『お前を殺して俺も死ぬー!』って女の子脅して騒ぎ立てて…。
警察にもお世話になって、保釈金払って出てきたんだよ」
え・・・?
え・・・?マジっすか?!
え?それってアナタの息子さんの…カゲオさんっていう人の話しなんですか??
お母様の口から語られるカゲオの過去を聞いたわたしの頭も顔も
( ・ 。・)←こんな感じの間の抜けた顔をしていたことでしょう…。
だって!だって!めちゃくちゃガチで事件のやつじゃないですか?!
相手が悪かったとかの問題じゃなく、いや…彼女さんの浮気はよくないのかもしれないが…。
でも!だからって!軟禁して一緒に死ぬって騒ぐなんてヤバイでしょ!?
どこいった~??あのフワッとストーリーは????
全然フワッとしてない!!!
本当の本当に危ないやーつー!
とにかく、とにかくお母様から語られる過去の真実について聞いたものの処理しきれない、いや受止めきれないわたしなのです。
待て待て待て待て・・・・。
キャパオーバーすぎる。
時には都合の悪いことはオブラートに隠したくなる気持ちはわかる。
だって人間だもの…いや!ちがう!
今はそうじゃなくて、真実かなり捻じ曲がってる…。
受止めきれないんだけど、どうする?!わたし?!
▶▶▶浮気相手に生まれた子供は同学年 #10へつづく