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浮気相手に生まれた子供は同学年 #8

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キレ気味結婚報告の行く末は・・・

カゲオの自室に妹さん、お母様、カゲオ、私の4人きりで改めてのご挨拶。
(メンバーに違和感を感じますが、なんせ初めての結婚報告なのでよく分かっていない豆)

いやぁ~緊張する!
いよいよか!と大きく深呼吸した次の瞬間…。

「母ちゃん今日大事な話しするって俺言ってたよね!」

え?ケンカ腰?機嫌悪いのまだ引きずってるの?!

「だって、あんたしょうがないじゃないのー。姉ちゃんの結婚式が明日に控えてるんだからー!」

と、この時になってわたくし豆はとんでもないタイミングで来てしまったんだ!と自覚をするんですね。
流れのままにカゲオの地元まで付いて来てしまったが、やっぱりもっと考えて行動するんだった!!と…後悔しても遅すぎた。

ごめんねぇ豆ちゃん、バタバタしててねーとお母様から優しく声をかけていただいたのが唯一の救いでした!(泣)

「俺、豆と結婚するから。」

そんな空気感の中いきなり始まる結婚報告…。
もうこの流れに乗っかて行くしかない私。

「あんた…それはいいけど…豆ちゃんに、ちゃんと”あの事”言ったの??」

「”あの事”はちゃんと言ってるし、俺から話してるからいいんだって!」

触れて欲しくないことがあるのか…キレ気味&早口になるカゲオさん。
誰がどう見ても焦っている。

ただ、お母様が言っている”あの事”にわたしは心当たりがあったので、「豆ちゃんこの子からちゃんと話し聞いてるの?」と尋ねられたとき「はい、聞いてます。」と返した。

でも、お母様がとても不安そうな心配そうな目でわたしのことを見てるんです…。

そう、結婚報告中に話題となっているあの事とは…

 

付き合い始めて数週間経った頃、カゲオからある告白をされました。

「実は俺、いま執行猶予中なんだ。」

当時は「え?しっこうゆうよ?」と頭の中が??状態でした。
カゲオ曰く…カゲオ曰ですよ?!

「訴えて来たのは元職場の女性で、一方的に俺が悪者扱いされて周りの力を持っている大人たちの言うままに罰がついて執行猶予中なんだ。」

と…具体的な会話内容はあまり覚えていないのですが、そんなことを言われた気がします。

「執行猶予」というワードから縁遠く生きてきた私は「なんだかヤバイ話しなのか?」と「もしかして、そういう嘘をついて影がある俺」を演出しているのか?と…。
モヤモヤはしましたが、その場で真実を突き止めることをしませんでした。
わたしの悪い癖なんですね。
まぁ例えカゲオにその場で真実を話すように問いただした所で過去は過去…。わたしには彼の口から発せられる過去物語が本当かどうかを知る術はありません。

なので、その時は彼の言う物語について突き詰めたり問いただしても無駄かなと思い「そうだったんだね、話してくれてありがとう。」しか言えませんでした。

わたしの中でのカゲオ過去物語のまとめは「女性とトラブルがあったようだが、相手が悪く訴えられ執行猶予がついてしまった。」という…なんともフワッとした内容で片付けられていたんですね。
(今となっては、なぜそんな内容で納得?していたのか不思議でしょうがない)

でもこの「カゲオ過去物語」の真実は…当たり前ですがこんなフワッとしたストーリーではなかったのです!

▶▶▶浮気相手に生まれた子供は同学年 #9へつづく

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